巴里を魅了する和の九人展
- 会期 :
- 7/10 (金) - 8/16 (日) 月-土11:00-19:00 日-祝 11:00-17:00
- 会場 :
- galerie tamenaga
フランスにおける日本文化への興味は、モネやゴッホの浮世絵蒐集を語るまでもなく永きに亘り、
多くの文化人の中に浸透しています。創業者である爲永清司がパリに画廊を開いた1971年当時は
三岸節子展、片岡球子展等、活躍していた日本人作家をフランスに紹介する機会もありましたが、
その後ギャルリーためながは世界の画壇へと目を向け、ヨーロッパの作家に特化していきました。
21世紀に入り、日本の画廊として日本の作家を世界に紹介していく必然を再認識し、5年前
パリのギャルリーためながにて、日本で活躍する日本人作家を集めてグループ展を企画しました。
海外では無名に近い日本人の作家がどのように評価されるのか、楽しみと不安の交錯する中、展覧会
は大きな反響を呼び、作家と共に多くの刺激を受けた次第です。
以後 ʼ Nouvelle ère du Japonʼ (日本の新たな時代展)と称したこのグループ展はパリで5回目を
迎えますが、ふと肝心の母国、日本で発表する機会を逸していたことに気が付きました。夫々パリで称賛
された「倭の国」の9人がこの銀座でどのように評価されるのか...。皆様の審美眼から更なる刺激が
得られれば幸いです。
爲永 清嗣
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